スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

3月9日(土) ~クラフ列伝 第五回 この火は届くのか~

いち草野球チームの小さな小さなドラマを紹介する、クラフ列伝。
第五回の今日はクラフレックスに点いた"火"を紹介します。


-------------------------


ピッチャー宇野



2011年03月27日
vs タイアンツさん
久御山中央公園




初回10失点。
大きすぎるハンデで試合が始まった。

先発の宇野はこの日の一試合目でも完投していた。
公式戦が一日に二試合入っていたが、宇野の他に投手がいなかった。
やはり一度冷えた肩は言うことを聞いてくれなくなっていた。

2回はどうにか本来の姿を取り戻す。
初回が嘘のような好投を見せた。

打線も意地を見せる。
1-10、2-10、3-10、4-10。

クラフレックスのムードは良い。
まだ死んでいない。
追加点も許さない。

流れは完全にクラフレックス。
"灯火"が"火"になりつつある。

5回は2球で2死を取られてしまったものの、まだ火は消えなかった。
純平のヒットを皮切りに大技小技で5点を奪った。

ついに1点差。
小さな"灯火"が"火"に変わっている。
相手を飲み込まんとする"火"。

次打者は監督。
初球をジャストミート。
同点の期待を乗せた痛烈なライナーは惜しくもショート真正面だった。

"火"は届かなかった。
クラフレックスは最終回に3点を失い、結局9-13で敗戦。


"灯火"は"火"にはなったものの、"炎"にはなれなかった。
確かに良い追い上げだった。
しかし、結果は一回戦負け。

しかも二大会連続の一回戦負け。

しかし、それでも。

『クラフレックスはこんなもんじゃない』
悔しさという"火"が、勢いという"炎"に変わる時が半年後に訪れる――


-------------------------


『追い上げたのに…』
『あともうちょっとだったのに…』

そんな試合ほど悔しさは増大するものです。
良い思い出より悔しい思い出の方が強く残るのは不思議ですね。



クラフ列伝はもうちょっと続きます。

次回予告
~代わったところから繋いだ意地~
スポンサーサイト

2月23日(土) ~クラフ列伝 第三回 星を砕いた男~

いち草野球チームの小さな小さなドラマを紹介する、クラフ列伝。
第三回の今日は、お祭男が星を砕いた瞬間をお届けします。

-------------------------

2011年01月30日
vs ナインスターズさん
緑ヶ丘第三グラウンド



雄治が打たれ、加地も打たれた。

逆転し逆転され、また逆転。
まさにシーソーゲームと呼ぶに相応しい一戦だった。

この試合のヒーローはどう考えても宇野。

3回の逆転打、5回は同点に追いつく最高の走塁。
そして最終回には、この日三度目となる同点打を放った。

全ての得点に絡む、まさに主砲。

しかし、星を砕いたのは大剛だった。

大剛


この日の大剛はいいところがなかった。
イージーなフライを落球してタイムリーエラー。
二度の大チャンスで共に平凡なファーストゴロ。

それどころか、1~3打席目まで全てファーストゴロ。
この『平凡なファーストゴロ』はもはや大剛の代名詞と言えるものだった。

宇野の同点打の次打者として入った4打席目。
ランナーは2塁と3塁にいる。

監督としては正直言って期待していなかった。
ノーアウトだったので、次打者の卓哉にスクイズのサインを出そうかとネクストバッターズサークルに近づいた瞬間。


外国人野手のようなスイングで低めの球をライトへすくい上げた。


ようやくファーストゴロではない当たり。
ファールかもしれない。
ライトが追いつくかもしれない。
しかし割と大きな当たりなのでタッチアップでサヨナラ勝ちか。


一瞬だけ静まり返った気がしたグラウンドはすぐに歓喜の叫びで溢れた。
打球はそのまま柵を越えた。
なんとサヨナラスリーランホームラン。

喜びよりもむしろ驚き。

だが確かにそうだった。
大剛はチームで最多の柵越えホームランを放っている(これが4本目)。

期待しない方がどうかしていた。


タイムリーエラーで目立ち、代名詞のファーストゴロでネタにされたが、最後のサヨナラスリーランでそれまでの全てを伏線として回収してしまった。

良くも悪くも大剛に始まり大剛に終わった試合。
準決勝ということすら忘れさせるほどの、お祭り男による独り舞台だった。

-------------------------


草野球では柵越えホームランはなかなかありません。
そのためいざ打った時の盛り上がりは尋常ではありません。

ホームランか三振かぐらいの打者ってある意味素敵ですよね。
昔で言うと元広島のランス、現代で言うとブランコやバレンティンがそうでしょうか。

彼のように、一打でムードを変えることができる打者になりたいものです。



次回予告
~エースはオレ-その2-~

2月16日(土) ~クラフ列伝 第二回 エースはオレ~

公式戦の経験はまだまだ浅いクラフレックスですが、それなりにドラマを感じる試合もあります。

ということで今日はクラフ列伝の第二回。

性格は不器用でも野球は器用。
しかし結果にはイマイチ恵まれない。
そんな選手を取り上げます。


-------------------------

~第二回 エースはオレ~

2010年12月5日
vs トリモンズさん
西宇治公園グラウンド



好投するも打線の援護がなく勝てない。

プロ野球にはそんな投手がたくさんいる。
2011年日本ハムファイターズの武田勝はその象徴ともいえる。

そんな投手がクラフレックスにもいる。

日本のプロ野球ではエースナンバーとされる18を背番号にもつ加地。
投手へのこだわりが非常に強い彼で、好調時には手をつけられない程の好投をする。
オーバースローでも、サイドスローでも、アンダースローでも投げる。
しかし、とにかく援護に恵まれなかった。

そして今日も加地がマウンドに上がる。
"初勝利を狙う"のは何度目だろうか。
この日もテンポの良い投球で凡打の山を築く。
1回、2回、3回、4回…
守備のミスから1点を許すも、ノってきた加地は闘志全開のピッチング。

残念ながらこの日もクラフレックスは凡打の山。
今日も援護がないのか。
加地が叫びながら投げてもむなしく響くばかり。

だがこの日は違った。
加地の良いテンポが守備のリズムを好転させた。

『打てないなら守備で。』
守備陣が再三の好プレー。


特に、ショート田村が難しい当たりを何度もスーパーキャッチ。
アウトにできなくともランナーを無駄に進塁させない好守備を連発。
ファーストを守る川端(勇)もどんな難しい送球もことごとくキャッチ。
二人に触発されたチームは非常に良い守備を見せる。

『ピッチャーがリズムを作る。』
これ程までにはっきりと実践できたのは後にも先にもこの試合だけではないだろうか。
加地の公式戦初勝利に向けてクラフレックスの意気は上がる。

野球には『流れ』というものが本当にあるのかもしれない。
そう思えたのが同点で迎えた4回裏。
遂にクラフレックス打線が爆発した。

2本のホームランなどで、加地を強烈に援護。
(※栗原のホームランについては後日別枠で紹介します)

試合前からこの日は加地⇒雄治の継投と決めていたため、5回からは雄治が登板。
(加地はいつもの如く不満を露わにしていたが)

加地がもたらした流れは変わることなく、5回にも3点を奪いコールド勝ち。
まさに圧勝。
初めて援護らしい援護をもらった加地。
公式戦初勝利はあまりにもあっさりとやってきた。


『クラフレックスのエースは僕です』
常々そう公言する男に、ついに結果が伴った。


-------------------------


野球が好きな人は、好きすぎるがために少々熱くなり過ぎてしまうこともあります。
ですが、草野球をしている程の野球好きには悪い人はなかなかいないと思っています。

『エースは僕です』という宣言なんてカッコいいじゃないですか。
どれだけ打たれても、ずっと言い続けて欲しいものです。



次回のクラフ列伝をお楽しみに(^o^)/
いや、あんまり楽しみにしなくていいです…m(__)m
週一回のペースで書いていく予定です。

2月9日(土) ~クラフ列伝 第一回 目覚めるか4番~

プロ野球や高校野球には多くのドラマがあるように、草野球にも少々ですがドラマがあります。
草野球はほとんどのチームが結果を第一としていないと思います。
ですが、そんな中でどんな名場面があるのでしょうか。
クラフレックスの公式戦における名場面を振り返りたいと思います。

クラフレックスの名場面を振り返る、クラフ列伝。

第一回はクラフレックス初の公式戦を振り返ります。

-------------------------

~クラフ列伝/第一回 目覚めるか4番~

2010年1月31日
太陽が丘第三球場
vs インフィニティさん


天候は小雨。
初の公式戦のせいか、クラフレックスは皆が明らかに緊張していた。

先発の辻、二番手の加地は共に力投するも、守備のミスが重なり合計7失点。
草野球を楽しむ余裕がなく、ベンチの雰囲気は重い。

2-7で迎えた最終回、意地を見せたいクラフレックスは前嶋、辻、加地、坂本、小谷と五者連続で出塁。
押し出しが続いて2点を返し、4-7と追い上げる。
塁上は全て埋まっており、無死満塁。

インフィニティさんも初の公式戦とあって明らかに緊張している。
投手は制球を乱しており、疲れも見える。

打席には4番・宇野。
前の打席で痛烈なヒットを放っていた。
それでも自分の打撃ができておらず納得していない様子。

打席での風格が有り、大きく見える。
これは同点どころか逆転まで期待できる。

一塁走者小谷が宇野に檄を飛ばす。
『一本で返るからな!』

そしてベンチからは一際大きな声援。
相手守備陣からも大きな声が飛んでいる。
練習試合では感じたことのない雰囲気が飲み込むのはクラフレックスかインフィニティさんか。

一打逆転の場面。
もはや采配は不要。
一振りで決める、それが4番。
目覚めるか4番。

4番宇野

『頼む…!』

大きな期待を背負った4番・宇野がフルスイングしたバット。
しかしボールは当たらず無念の三振に終わる。

相手投手は試合を締めたかのような雄叫び。
これで完全に立ち直ったインフィニティさんに後続も打ち取られ、追加点ならず。
あえなく敗戦となってしまった。


-------------------------

クラフレックスの公式戦デビューは苦いものとなってしまいました。
しかし、同時に少々の手応えを感じることもできました。

全力プレイに対しての責任は一切問わないが、期待は果てしなく込める。
それが草野球。

趣味のレベルである草野球の中にも小さなドラマがあります。
今後も少しずつ、クラフレックスの小さなドラマを紹介していきます。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。